2013年12月16日月曜日

Zürich近郊の村、Regensberg

スイス人のミュラーさんから、午後のドライブに誘われました。比較的天気が良さそうだったので、見晴らしの良いところに行きたく、Zürich北西側にあるRegensbergというところに出かけました。

Regensbergは、標高がだいたい800m前後だそうです。途中の道は、かなりの霧状態だったのですが、標高が上がってくると霧を抜けだし、Regensbergの集落にたどり着きました。

この日のRegensbergからは青空が良く見え、遠くの山々が比較的くっきり見えます。そして、下の街のほうは、霧で覆われていて、霧の海状態。この2つの景色を一緒に見たのは、初めてですが、とても不思議で綺麗な風景でした。

Regensbergの向こうには、霧の海が広がってます
Regensbergにはお城があり、その塔に1フランで登ることができます。娘をベビーカーから降ろして、塔に登ることにしました。
入口の機械に1フランを入れて、回転扉を通って、塔の中の急な階段を上っていくと、塔の頂上に出ます。頂上からは、360度のパノラマが見え、さらにダイナミックな風景が見えますので、景色の良い時は、是非、塔を登ってください。

この塔の上からの眺めがまた綺麗でした
このRegensbergには一応レストランもあったのですが、私たちが訪れた月曜日はお休みだったようです。

今回は車で行ったのですが、公共交通機関だと、S5のDielsdorf駅から593番で終点のRegensberg,Dorfに行く方法と、S6のRegensdorf-Wattから、456番、593番とバスを乗り継いでいく方法があるようです。

冬のZürichはよく霧や雲がかかるのですが、この霧や雲が上空どのあたりまで広がっているかは、 日によってまちまちです。天気予報はあてにならないので、現地に行ってみないとわからない、と、チューリッヒに長く住むミュラーさんはおっしゃってましたが、この日は無事、綺麗な景色が見られて良かったです。

2013年12月15日日曜日

Pestalozzi Bibliothek Zürich(チューリッヒ市の図書館)

チューリッヒにきてから5カ月も経って、ようやくチューリッヒ市の図書館に行ってきました。

スイスにきてから、ドイツ語の勉強のために、子供用の絵本などを時々探していたのですが、スイスの本は高めなので、購入はいつも躊躇していました。
そこで、図書館の利用を検討し始めたところ、ちょうどドイツ語の授業で図書館に行き、図書館のシステムを教えてくれたので、使ってみようと思いました。

日本と違って、チューリッヒの場合、図書館の使用料が、年60フラン、もしくは35フラン(貸出冊数が2冊に制限)、月単位だと15フラン(5冊まで貸し出し)かかります。たくさん利用する人ならともかく、ちょっと利用するだけには、敷居が高いと思います。

しかし、子供(16歳まで)の利用料は、無料です。そして、うちの2歳の娘も利用できる、ということなので、娘の図書館のカードを、新しくなったOerlikon駅前の図書館で作ってきました。
必要なのは、子供用の申込用紙と(私の)IDです。手続きをすませると、娘の名前の入った、図書館の利用カードをもらいました。
図書館の貸出カード。裏には、バーコードと娘の名前が書いてあります。

図書館の本の貸し出しは、セルフ式。貸出機械に借りる本を置き、図書館カードのバーコードを所定のところにかざし、パスワードを入力すれば、貸出手続きは完了です。

この場合、あくまで娘が借りていることになるので、大人の本が借りられるかどうかは不明です。でも、漫画は借りることができました。

チューリッヒ市内の図書館は、場所によって、大きさ、扱ってる図書、開館時間がまちまちなので、あらかじめホームページで確認しておいたほうがよいと思います。Oerlikonの図書館は、開館時間も長く、本の数もおおいので、おすすめの一つです。
http://www.pbz.ch/

2013年12月2日月曜日

アインジーデルンのクリスマスマーケット

12月になり、いたるところでクリスマスマーケットが開かれるようになりましたが、
昨日は、地球の歩き方によれば中央スイス最大のクリスマスマーケットが開かれているという、アインジーデルン(Einsiedeln)に行ってきました。

アインジーデルンでクリスマスマーケットが開かれるのは、9日間だけで、今年は、11/30(土)~12/8(日)の9日間です。

チューリッヒ中央駅からは、S2またはクール(Chur)方面のIRに乗り、途中のWÄDENSWILでS13に乗り換えて、1時間ほどで到着です。S13に乗り換えると、電車はぐんぐん標高を上げていき、チューリッヒ湖の眺めがとても綺麗でした。

チューリッヒ中央駅からアインジーデルンまで普通に買うと、Z-Passで9ゾーン分の20.8(1/2,往復)かかりますが、今回はまず、チューリッヒ交通局(ZVV)の9'oclock-passを12.5フラン(1/2)を買いました。これで、アインジーデルンから2つ前のSchindellegi-Feusisberg駅まで行けます。残りの2駅分は、オンラインチケットで買っておきました。これだと、あわせて18.5フランで、少しお得になります。しかも、帰りに寄り道ができます。(多分、これで正しい買い方だと思うのですが、結果的にこの日は検札を受けてないので、確認はとれてません)

この日のアインジーデルンは見事な快晴。駅に着いたのは11時ちょっと前なのですが、太陽の高度が低いので、とても眩しかったです。スイスは冬でもサングラスが必要ですね。

駅前から修道院に続く通りにクリスマスマーケットのお店が並んでます。入口のほうにあるお店で早速グリューワインを入手。飲みながら、お店の散策をしました。このお店は5フランでしたが、実は、マーケットを進むと4.5フランのお店が、修道院前には4フラン、修道院近くのワッフルを売っているお店では3.5フランで売ってました。
 
長い通りを抜けると、その先に大修道院があります。この日は青空がとても綺麗で、雪化粧をまとっていた修道院がとても映えてました。


修道院内部の装飾もとても綺麗です。スイスでは、多くの教会、修道院を見てきましたが、この修道院は間違いなくおすすめできる一つです。内部は撮影禁止なので、お見せすることができず、残念ですが。
じっくり中を眺めていたかったのですが、娘がすぐに「外、出るー」と言いだしてしまったので、早々と出る羽目になりました。娘はどうも、教会等の雰囲気が苦手のようです。

そして、少し他にも観光を、ということで、DIORAMA Museumを見学してきました。入場料は5フラン。中には、真っ暗な大きい一部屋に、文字通り人形の大きいジオラマが展示され、ドイツ語をはじめ、英語やイタリア語の解説が聞けます。ただ、たった一部屋だけの展示なので、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
DIORAMAの展示の一部

さらに近くには、PANORAMAという施設もあります。こちらは6フラン。似たような施設に思えたので、私たちは入りませんでした。

そして、再び修道院のほうに戻って、再びグリューワインを飲みながら、帰りのマーケットを散策してきました。午後は、来る人と帰る人で、かなりごったがえしてました。

このまま、アインジーデルンから直接電車で帰ることもできますが、この日は、天気も良かったので、チューリッヒ湖の船に乗って帰ることにしました。
15:30にアインジーデルンを出発し、S13の終点WÄDENSWIL駅に着くと、船乗り場はちょうど駅のすぐ前。10分ほどで、船がやってきました。冬は16:06発の便だけだったので、うまくタイミングをあわせて乗ることができてよかったです。ここで、最初に買っておいた9'oclock-passが有効に使えました。

この船は、チューリッヒ湖のショートトリップで使われる船よりも豪華で、1等船室もあり、中にはエレベータまであります。こんな船に普通のゾーン券で乗れるのは便利ですね。
夕陽に染まる山々を眺めながら、ゆっくりと帰宅しました。
チューリッヒに着いた船
船を降りたらもうすっかり暗くなっていたので、帰宅途中の乗り換えで降りたParadeplatzの周りが、イルミネーションやクリスマスツリーで、とても綺麗でした。

今回のアインジーデルンは、天候がとても良くて気持ちよかったです。ですが、標高が900m近い高さなので、寒さが少し厳しかったです。防寒対策は忘れずに。