グリンデルワルトに宿泊した翌日です。
朝にグリンデルワルトから見える、アイガーやヴェッターホルンの山頂が、この日は雲がかかってなく見えました。そして、テレビに流れたユングフラウヨッホからの映像も視界が十分だったので、ユングフラウヨッホを目指すことを、決心しました。
前日は山頂が隠れていたアイガーが、この日はくっきりです。 |
9時過ぎに日本語観光案内所に訪れ、ユングフラウヨッホまでの往復切符を買い、まずは、グリンデルワルトからクライネシャイデックまでの登山鉄道に乗りました。
最初のグルント駅までは下りとなり、そこで方向転換するので、座る椅子の方向は要注意です。折り返しのグルント駅から進行方向左側(グリンデルワルトの時は、進行方向右側)に座れば、マッターホルンを見上げる景色が見えます。車内から見上げるマッターホルンは、とても迫力がありました。
40分ほどで、クライネシャイデックに到着。ここからいよいよ、ユングフラウヨッホ鉄道に乗るのですが、反対側のウェンゲンのほうから来る乗客も合流するので、ここで一気に電車が混雑しました。座れないことはなかったのですが、グループで一緒の席を確保しようとすると、大変でした。
赤い電車が、我々をユングフラウヨッホまで運びます |
目的地:ユングフラウヨッホの展望台 |
いよいよ電車が出発し、アイガーの麓なる駅アイガーグレッチャーを過ぎると、電車はトンネルの中に入り、この先はずっとトンネルです。景色は楽しめないので、車内のモニターでユングフラウヨッホの情報を確認します。
途中二つのトンネル内駅に5分間停車します。どちらもホームから展望台が直結しているので、すぐに見られます。最初のアイガーヴァントからは、インターラーケンの秋の景色が見えましたが、次のアイスメーアからは、一転して、南側の氷河の冬景色が見えました。
アイガーヴァントから。遠くインターラーケンの湖が見えます |
アイスメアから。南側は一転氷河の景色 |
そしてついに、ユングフラウヨッホ駅に到着です。トンネル内の駅を出て、順路通りめぐると、最初に展望台スフィンクス・テラスまで、エレベータで登ります。展望台からは、両側にメンヒとユングフラウの山頂が、南側にはアレッチ氷河が雄大に流れていました。この雄大な流れが見られて、ここにきて良かったと思いました。
ユングフラウが、間近に |
アレッチ氷河が流れてます |
その後、内部をいろいろ見学し、レストランで休息しつつ、屋外の雪が積もっている展望台プラトーを見学しました。
しかし、しばらくしてトラブル発生。展望台ではしゃいでしまったせいか、食べ物が悪かったのか、眠りから覚めた娘に食事をさせていたところ、突然、食べ物をはいてしまいました。どうやら、高山病にかかってしまったようです。慌てて介抱しつつ、急きょ下山することにして、1時半の電車で降りることとなりました。電車に乗った頃はまだ少しぐったりしてましたが、クライネ・シャイデックに着くころには、かなり回復してきました。
これまで娘の体調はそんなに悪くなく、3000mにも行ったことがあるので大丈夫だろう、と少し油断してしまったかもしれません。大事にいたらなくて結果的に良かったですが、子連れで無理をしてはいけないこと、あらためて肝に銘じておきます。
ユングフラウヨッホは、とにかく料金が高いので(グリンデルワルトからの往復で、1/2でも88スイスフラン)、人によっては、高いだけでおすすめしない人もいるようですが、今回私は、ユングフラウとメンヒを間近で見られ、アレッチ氷河の流れていく場所の景色もとても綺麗で、これらの景色を見られたので、とても満足しています。今回が、本当にラストチャンスでしたので。
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