2013年9月16日月曜日

ティチーノ州旅行、1日目(ベリンツィオーナ、ルガーノ)

この週末は、イタリア語圏のティチーノ州に旅行に行きました。
きっかけは、週末の天気予報を見ていたら、スイス全体があまりよくない予報だったのだが、ティチーノのほうだけ晴れ予報だったので、行ってみようと決めたのですが…
ところが、出発前日の天気予報は、ティチーノのほうも日曜は雨予報。しかしすでに宿も予約してしまったし、土曜はそれなりによさそうな天気なので、行ってきました。

チューリッヒから電車で、ベリンツィオーナまでは2時間20分、ルガーノまでは2時間40分程度です。リギ山への登山口であるアルトゴルダウを過ぎると、列車は山あいを進んでいきます。建設中の新ゴッタルドトンネルの横を過ぎると列車はぐんぐん山を登って行きます。山が険しくなると、ループ線や、スイッチバックのように180°に向きを2回変えて登っていく場所は、上下に線路が見えたりと、鉄道好きにはかなり面白い路線です(写真は上手く撮れませんでした)。ゴッタルドトンネルでアルプスを越えると、その後はどんどん下っていき、やがてベリンツィオーナに着きました。チューリッヒ近郊ではドイツ語から始まる到着案内は、ベリンツィオーナではイタリア語から始まりました。

ベリンツィオーナは、3つのお城とその城壁等が世界遺産に登録されている街です。
街に降りると、当然のことながら看板がイタリア語。耳に入ってくる会話もイタリア語の響き。一瞬イタリアに来てしまったような感覚です。でも、お店の通貨はスイスフラン(しかし表記は、「CHF」でなく「Fr」)だし、coop, migros, swisscom等のおなじみのスイス企業の名前は見られるので、やっぱりスイスです。

街中を進んでいくと、お城の一つカステルグランデが右手に見えてきました。カスタルグランデの前の広場では、マーケットがやっていました。この城にはリフト(エレベータ)で登れると、の案内でしたが、リフト乗り場をうまく見つけることができず、結局、坂道を登って行きました(帰りにわかりましたが、リフトの入口は、広場を突っ切った先のお城の真下にありました。)。お城からは、ベリンツィオーナを囲む山々と上のほうにそびえる2つのお城。城壁を支える岩とブドウ畑の風景など、とても眺めの良い景色が広がってました。

城を中心とした街は、周りの山々に囲まれており、そして3つの城が、山のとおりみちにそびえ立つ様相は、昔の街道の要所で監視をする城とその城をとおる人たちの交流で栄えた街の古の姿が自然と思い描かれる感じを受けました。

もう2つのお城は、山の上のほうにあり、観光用のミニバスもあるのですが、今回はすでにカスタルグランデに登るので疲れたのと時間をかけたので、行きませんでした。ベリンツィオーナを後にして、今日の宿泊予定地であるルガーノまで移動です。
SBBのルガーノ駅からルガーノ中心にはケーブルカーがあるのですが、その乗り場が、まさに駅直結。あまりに直結すぎて最初気がつきませんでした。ケーブルカーが、駅構内に食い込んでいます。
上から見たケーブルカー


ケーブルカーの降り場から湖畔への道のりは、車の通れない細い路地にお店が並んでいて、ベネチアの街並みをほうふつとさせる感じで、やはりイタリアっぽいところです。この日は何かのお祭り が開催されていて、広場がとても賑わってました。
湖からはモンテ・サン・サルヴァトーレという山。そして湖畔を進んでいくと、モンテ・サン・サルヴァトーレに隠れていた、世界遺産のサン・ジョルジョ山が見えてきました。
サン・ジョルジョ山

その後migrosで買物をして、夕食を取りました。夕食の場所は、お祭りの広場の裏手で、最初はロックバンドなどがやっていてうるさかったのですが、最後にアルペンホルンの演奏を聴けてよかったです。

この日はそれなりに天候に恵まれていたので、よかったです。

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