2013年9月22日日曜日

ジュネーブ、レマン湖周辺訪問記(その0)、SBBのトラブル

スイスの西の端にあるジュネーブは、皆様ご存知のとおり、国際機関が集まる都市。

私達夫婦の職場と関連の強い国際機関もそこにあり、現在、私の職場の同期が赴任中でもあったので、その彼に連絡を取って、ジュネーブに行ってきました。

しかしいきなりSBBのトラブルに巻き込まれることになり… 今回はそのお話。

9:32チューリッヒ中央駅発の列車は、例によってプレイルーム付きの車両。この日は平日なので他に子供は一組だけとすいてます。このまま娘を遊ばせながら、ジュネーブには12:15に到着する予定でした。

ドイツ語圏とフランス語圏の境界の駅、フリブール/フライブルクを過ぎて、ローザンヌに向かっているところ、列車は突然、急停車しました。
ドイツ語圏、フランス語圏の境界駅、Fribourg/Freiburg。ここまでは順調だったのですが…

しばらくして車内アナウンスが流れたのですが、ドイツ語とフランス語のみ。さて何が起こっているのか? と思っていると、もう一人遊んでいた子供のお父さんが、私達に英語でアナウンスの内容を教えてくれました。大変ありがたいことです。アナウンスでは、停車の理由は言わなかったけどすぐに発車する、とのことで、実際数分後に列車は動き出しました。
ところが、全然スピードが上がる様子がなく、ノロノロ走っているうちに再び停車。車両トラブルがあったとのアナウンスがあリました。どうやら電気機関車が故障したようです。

その後どうなるかはまだ不明で、しばらく止まっているうちに、隣の線路を30分後の列車が我々を追い抜いてしまいました。
ヨーロッパの複線は、システム的には単線並列であることが多く、その場合、渡り線さえあれば列車は右側も左側も通行できます。なので、後続の電車が横付けして、そちらに乗り換えるようなことも期待していたのですが、どうやら後続の列車のダイヤが優先されたようで、我々は置いてきぼりにされてしまいました。

結局、近くの少し大きな駅まで逆走して、後続の列車に乗り換えることになったのですが、ノロノロ逆走している間に再び次の後続列車に抜かれたようで、結局、私達が乗り換える列車は、当初の一時間半後の列車になりました。そしてやっと、Romontという、普段は特急が止まらない駅に着き、列車を乗り換えることになりました。

Romontの駅は、ホーム長が少し短かったです
列車を降りようとしたところで、車掌から、SBBで使える10フラン分のチケットを迷惑料として貰いました。日本だと2時間以上の遅延だと特急料金が払い戻されますが、特急料金の概念のないスイスでもこういう補償手段があるのですね。でも、他のヨーロッパでは鉄道が遅れるのは当たり前なので、補償などなさそうですが

10フランのお詫びチケット

Romontに臨時停車した後続列車は、プレイルーム無しの列車でした。そこから一時間ほどで、ジュネーブに到着。結局、4時間15分の長旅になってしまいました。

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