ルガーノで泊まったホテルは、前日乗ったケーブルカーの真上。6時過ぎからはケーブルカーの音が聞こえて、何となく目が覚めました。
日曜日のルガーノは、朝から雨。残念ながら、二日前に変わった予報は、そのままでした。
雨模様なので、山頂に登るのはあきらめ、ルガーノからSBBで二つ先の駅にある、スイス・ミニアチュール(Swissminiatur)に行ってきました。
日本では、東武ワールドスクエアにあたるようなもので、スイスの名所を25分の1で展示してある施設です。敷地はそれほど広くないと思ったのですが、展示物の数は100以上を超えていて、順番に見ていくと、かなり時間がかかり結構楽しめます。
そして敷地内にはミニ鉄道が走っていました。娘がこのミニ鉄道に乗りたがったので、乗り場にいったところ、最初に行った時には運行時間に合わず、そこでお昼を食べることしてしまったのが失敗で、お昼を過ぎたタイミングでも乗り過ごし、今度こそと次の運行時間を目指したのですが、雨が強くなり運行中止に… 娘には、「ごめんね、乗れなくなっちゃったの 」と、平謝りでした。やはり、こういうものは、乗れるタイミングでさっさと乗るべきでした。
帰るころには雨も強くなってきたので、チューリッヒまで帰ることに。ルガーノからの直行列車は、14両編成だけど、2等車は先頭2両、中間4両、後ろに2両。チューリッヒ中央駅では先頭のほうが帰りやすいので、先頭のほうの車両を目指したのですが、これが、後々トラブルのもとに…
やってきた電車の一両目の窓には、予約車両である旨表記されていたので、しかたなく二両目に。しかし十分席は確保できたので、3時間弱このままいけると思っていたのですが…
次の駅ベリンツィオーナから乗ってきた乗客の動きがなんか変だなと思い、ふと窓を見上げると、なんと自分たちが座っていた席が、ベリンツィオーナからチューリッヒ中央駅までの予約席であることに、この時点で気づいてしまいました。あわてて席を移動することになり、バラバラですが大人4人分の席を確保しました。
ですがその後、予約席が完全に埋まる様子もなく、空いている席もあり、次のアルトゴルダウまで新しい乗客が来るわけでもないので、娘と妻をその空いている席に座らせ、多少余裕ができて一安心です。結局、予約席だったところは、最後まで全部埋まることはなかったので、予約の紙に振り回されてしまいました。ですが、長距離列車に乗るときは、要注意です。
さらにこの電車には、別のトラブルが発生しました。
アルトゴルダウに向かっている途中、先頭の車両にあわただしく向かう車掌を見てしばらくのちに、いつもの異なる車内アナウンス。そして車掌が乗客に向かって「ドクター」という意味のドイツ語、英語等を呼び掛けていました。どうやら、急病人が発生したようでした。
やがて、医者らしき人を連れて車掌が先頭車両に行き、停車駅のアルトゴルダウに着くと、「急病人発生のためにしばらく停車する」とのアナウンスがありました。ルガーノを2分遅れで発車したECは我々の電車を追い抜き、さらにしばらくすると、急病人が担架で運ばれて行きました。結局、私たちの乗った電車は、26分遅れで発車することになりました。
同じ車両にいた乗客が、フランクフルトまでの乗り継ぎ方法を、車掌に聞いていました。最初ドイツ語で話していたのに、後からイタリア語に変わっていたのが、なんか不思議でした。
今回のイタリア語圏旅行は、二日目が天候に恵まれず、帰りもトラブルに巻き込まれちょっと大変でしたが、スイス国内旅行なのにイタリア旅行を楽しんだ、不思議な感覚を味わってきました。
そして今週末は、フランス語圏のジュネーブに行く予定です。
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