2013年12月16日月曜日

Zürich近郊の村、Regensberg

スイス人のミュラーさんから、午後のドライブに誘われました。比較的天気が良さそうだったので、見晴らしの良いところに行きたく、Zürich北西側にあるRegensbergというところに出かけました。

Regensbergは、標高がだいたい800m前後だそうです。途中の道は、かなりの霧状態だったのですが、標高が上がってくると霧を抜けだし、Regensbergの集落にたどり着きました。

この日のRegensbergからは青空が良く見え、遠くの山々が比較的くっきり見えます。そして、下の街のほうは、霧で覆われていて、霧の海状態。この2つの景色を一緒に見たのは、初めてですが、とても不思議で綺麗な風景でした。

Regensbergの向こうには、霧の海が広がってます
Regensbergにはお城があり、その塔に1フランで登ることができます。娘をベビーカーから降ろして、塔に登ることにしました。
入口の機械に1フランを入れて、回転扉を通って、塔の中の急な階段を上っていくと、塔の頂上に出ます。頂上からは、360度のパノラマが見え、さらにダイナミックな風景が見えますので、景色の良い時は、是非、塔を登ってください。

この塔の上からの眺めがまた綺麗でした
このRegensbergには一応レストランもあったのですが、私たちが訪れた月曜日はお休みだったようです。

今回は車で行ったのですが、公共交通機関だと、S5のDielsdorf駅から593番で終点のRegensberg,Dorfに行く方法と、S6のRegensdorf-Wattから、456番、593番とバスを乗り継いでいく方法があるようです。

冬のZürichはよく霧や雲がかかるのですが、この霧や雲が上空どのあたりまで広がっているかは、 日によってまちまちです。天気予報はあてにならないので、現地に行ってみないとわからない、と、チューリッヒに長く住むミュラーさんはおっしゃってましたが、この日は無事、綺麗な景色が見られて良かったです。

2013年12月15日日曜日

Pestalozzi Bibliothek Zürich(チューリッヒ市の図書館)

チューリッヒにきてから5カ月も経って、ようやくチューリッヒ市の図書館に行ってきました。

スイスにきてから、ドイツ語の勉強のために、子供用の絵本などを時々探していたのですが、スイスの本は高めなので、購入はいつも躊躇していました。
そこで、図書館の利用を検討し始めたところ、ちょうどドイツ語の授業で図書館に行き、図書館のシステムを教えてくれたので、使ってみようと思いました。

日本と違って、チューリッヒの場合、図書館の使用料が、年60フラン、もしくは35フラン(貸出冊数が2冊に制限)、月単位だと15フラン(5冊まで貸し出し)かかります。たくさん利用する人ならともかく、ちょっと利用するだけには、敷居が高いと思います。

しかし、子供(16歳まで)の利用料は、無料です。そして、うちの2歳の娘も利用できる、ということなので、娘の図書館のカードを、新しくなったOerlikon駅前の図書館で作ってきました。
必要なのは、子供用の申込用紙と(私の)IDです。手続きをすませると、娘の名前の入った、図書館の利用カードをもらいました。
図書館の貸出カード。裏には、バーコードと娘の名前が書いてあります。

図書館の本の貸し出しは、セルフ式。貸出機械に借りる本を置き、図書館カードのバーコードを所定のところにかざし、パスワードを入力すれば、貸出手続きは完了です。

この場合、あくまで娘が借りていることになるので、大人の本が借りられるかどうかは不明です。でも、漫画は借りることができました。

チューリッヒ市内の図書館は、場所によって、大きさ、扱ってる図書、開館時間がまちまちなので、あらかじめホームページで確認しておいたほうがよいと思います。Oerlikonの図書館は、開館時間も長く、本の数もおおいので、おすすめの一つです。
http://www.pbz.ch/

2013年12月2日月曜日

アインジーデルンのクリスマスマーケット

12月になり、いたるところでクリスマスマーケットが開かれるようになりましたが、
昨日は、地球の歩き方によれば中央スイス最大のクリスマスマーケットが開かれているという、アインジーデルン(Einsiedeln)に行ってきました。

アインジーデルンでクリスマスマーケットが開かれるのは、9日間だけで、今年は、11/30(土)~12/8(日)の9日間です。

チューリッヒ中央駅からは、S2またはクール(Chur)方面のIRに乗り、途中のWÄDENSWILでS13に乗り換えて、1時間ほどで到着です。S13に乗り換えると、電車はぐんぐん標高を上げていき、チューリッヒ湖の眺めがとても綺麗でした。

チューリッヒ中央駅からアインジーデルンまで普通に買うと、Z-Passで9ゾーン分の20.8(1/2,往復)かかりますが、今回はまず、チューリッヒ交通局(ZVV)の9'oclock-passを12.5フラン(1/2)を買いました。これで、アインジーデルンから2つ前のSchindellegi-Feusisberg駅まで行けます。残りの2駅分は、オンラインチケットで買っておきました。これだと、あわせて18.5フランで、少しお得になります。しかも、帰りに寄り道ができます。(多分、これで正しい買い方だと思うのですが、結果的にこの日は検札を受けてないので、確認はとれてません)

この日のアインジーデルンは見事な快晴。駅に着いたのは11時ちょっと前なのですが、太陽の高度が低いので、とても眩しかったです。スイスは冬でもサングラスが必要ですね。

駅前から修道院に続く通りにクリスマスマーケットのお店が並んでます。入口のほうにあるお店で早速グリューワインを入手。飲みながら、お店の散策をしました。このお店は5フランでしたが、実は、マーケットを進むと4.5フランのお店が、修道院前には4フラン、修道院近くのワッフルを売っているお店では3.5フランで売ってました。
 
長い通りを抜けると、その先に大修道院があります。この日は青空がとても綺麗で、雪化粧をまとっていた修道院がとても映えてました。


修道院内部の装飾もとても綺麗です。スイスでは、多くの教会、修道院を見てきましたが、この修道院は間違いなくおすすめできる一つです。内部は撮影禁止なので、お見せすることができず、残念ですが。
じっくり中を眺めていたかったのですが、娘がすぐに「外、出るー」と言いだしてしまったので、早々と出る羽目になりました。娘はどうも、教会等の雰囲気が苦手のようです。

そして、少し他にも観光を、ということで、DIORAMA Museumを見学してきました。入場料は5フラン。中には、真っ暗な大きい一部屋に、文字通り人形の大きいジオラマが展示され、ドイツ語をはじめ、英語やイタリア語の解説が聞けます。ただ、たった一部屋だけの展示なので、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
DIORAMAの展示の一部

さらに近くには、PANORAMAという施設もあります。こちらは6フラン。似たような施設に思えたので、私たちは入りませんでした。

そして、再び修道院のほうに戻って、再びグリューワインを飲みながら、帰りのマーケットを散策してきました。午後は、来る人と帰る人で、かなりごったがえしてました。

このまま、アインジーデルンから直接電車で帰ることもできますが、この日は、天気も良かったので、チューリッヒ湖の船に乗って帰ることにしました。
15:30にアインジーデルンを出発し、S13の終点WÄDENSWIL駅に着くと、船乗り場はちょうど駅のすぐ前。10分ほどで、船がやってきました。冬は16:06発の便だけだったので、うまくタイミングをあわせて乗ることができてよかったです。ここで、最初に買っておいた9'oclock-passが有効に使えました。

この船は、チューリッヒ湖のショートトリップで使われる船よりも豪華で、1等船室もあり、中にはエレベータまであります。こんな船に普通のゾーン券で乗れるのは便利ですね。
夕陽に染まる山々を眺めながら、ゆっくりと帰宅しました。
チューリッヒに着いた船
船を降りたらもうすっかり暗くなっていたので、帰宅途中の乗り換えで降りたParadeplatzの周りが、イルミネーションやクリスマスツリーで、とても綺麗でした。

今回のアインジーデルンは、天候がとても良くて気持ちよかったです。ですが、標高が900m近い高さなので、寒さが少し厳しかったです。防寒対策は忘れずに。

2013年11月10日日曜日

チューリッヒ郊外の城、キーブルク城

もう先週の土曜日のお話ですが、チューリッヒ郊外にあるお城、キーブルク城に行ってきました。

この日の前日の夕方、ウスターに用事があったので、ゾーンアップグレード切符を買ったのですが、翌日の土曜日もまだ有効期限が続いていたので、それならば、とキーブルク城に行ってみよう、ということになりました。

キーブルク城は、Kyburg museumとして公開されていて、夏シーズンは月曜日以外は開館していましたが、11月からの冬期間は、土日のみの公開です。
チューリッヒとヴィンタートゥールの間にあるEffretikon駅から、655番バスに乗り、その終点にキーブルク城はあります。oerlikonからは、S2で行くと40分ほどで着きますが、655番バスが1時間に1本しかないので、スケジューリングには注意が必要です。
この日、Effretikon駅からの乗客は、途中でどんどん降りて行き、結局、終点まで乗ってたのは、私たちだけでした。

キーブルク城の周りは、丘の上にある小さな集落で、レストランが一軒だけありましたが、他にお店らしいお店はありません。ちょっとさびしいところです。

持参したサンドイッチをお城の前の広場で食べていると、城の見学客がぽちぽち来ていました。みなさん、車で来ているのかと思われます。

城への入場料は9フラン。リュックサック等は、受付に預けます。城の中は階段があり、ベビーカーでの見学はできませんので、入口に置いておきました。
手前の広場から見た、キーブルク城

城の中は、キーブルク城にまつわる様々な展示品がおいてあり、英語の解説もあるので、それを読んでいると、かなり楽しめます。塔の上からは、ヴィンタートゥールの街並みが見られたりして、結局、2時間近く楽しんできました。

キーブルク城の中庭
お城のホームページ(http://www.schlosskyburg.ch/)を見てみると、毎月第一日曜日の11時から、公開のガイドツアーが開催されているようです。ですが、この情報はドイツ語のページにのみ記載されていて、英語のページには何ら記載されていないことから、おそらくドイツ語のガイドだけなのでしょう。

チューリッヒからそんなに離れていないので、天気のいい日にちょっと雰囲気を味わいに来てみるといいのではないでしょうか?

waldshutの街

すっかり更新が滞ってしまってます。すみません…

先週は、娘が体調を少し崩したようで、咳が時々出たり、金曜の晩はオレンジジュースを飲みすぎて、少し吐いたりしてしまいました。

なので、今週末の遠出は見送って、娘の様子を見ていよう、と思っていたのですが、土曜日の朝、娘は意外に元気な様子でした。天気も良さそうだったので、そこそこ近場なら出かけられるだろう、と思い、badenとwaldshutまで出かけてみることにしました。

スイスは物価が高いので、チューリッヒに住む人がはドイツに買い出しに行くことがよく話題になるのですが、たいていはコンスタンツというドイツの街に行くようです。高速道路が直結しているので、車だと40分ほどで行けてしまうそうです。

ですが、鉄道で行くとなると少し距離が離れているので、中央駅から1時間半ほどかかり、交通費は31フランかかってしまいます。
もう少し近い街はないのかと地図を見てみると、badenの北にwaldshutという街をみつけました。google mapで、スーパーlidlがあることもわかったので、badenを見学がてら行ってみることにしました。我が家の最寄り駅、 zurich affolternからは、Sバーンを乗り継いで1時間ほどで着きます。

最初はbadenを見学して、その後waldshutで帰りの買い物をしようか、と思っていたのですが、娘の様子をみながら出かけたら、ちょうどお昼の時間になっていたので、先に waldshutへ行きお昼を食べることにしました。そのほうが安そうですし。

badenでS27に乗り、waldshut行きでそのまま行くか、一駅手前のkoblenzで乗り換えると到着です。
koblenzを出てしばらくすると、電車はライン川を渡ります。並行してかかっている車の橋のスイス側には国境の検問所があり、車の列が続いてます。ですが、電車では何らチェックもなく、ドイツの街waldshutに到着です。
ライン川。左側がスイスの検問所。

スイスからの電車は、waldshutの5番線に到着で行き止まり。よく見ると、ドイツ鉄道のほうは電化されていません。
waldshutの駅。東側から。ディーゼルカーが丸っこくてかわいいです。

waldshutは、駅の西側が街の中心で、東側は スーパーlidlをはじめ、いくつかの大型店が並んでいます。まずは、街のほうを見学しました。

地下道にinformaionがある旨の案内があったのですが、残念ながら、見つかりませんでした。少しだけ街を回ると、少し大きめの本屋と、タイ料理レストラン、チャイナレストラン、そして、アジア系のレストランがあり、そこでお昼をとることにしました。ランチメニューは、みんな10ユーロ以下。スイスではありえません。そこで、焼きそばと寿司セットを食べました。
スイスでは高すぎた寿司だけど、ここなら大丈夫

そして、駅の東側のショッピングゾーンを一通り見てきました。reweというスーパー、同じくスーパーlidl、カフェ、バーガーキング、少し離れて、衣料品店、靴屋、ドラッグストアのモールがありました。他、reweにはchina wokの飲食コーナー、バーガーキングの裏にはステーキハウス、モールの上にはsubway もあったようです。

お店を一通り見て買い物をしてたら、あっという間に暗くなってしまったので、結局badenの見学はまた後日、ということにして、バーガーキングで夕食をすませてしまいました。

最後に、ドイツでの買い物にはtax refundを受けられる、という話を聞いていました。スーパーのレジでtax refundの書類をもらい、その書類に駅の受付所でスタンプを押してもらうと、次回の買物でtax分の値段が差し引かれる、という仕組みです。

ですが、我々はtax refundの手続きができませんでした。どうやら、スイスの滞在パーミットが「B」か「C」なら可能だけど、我々のパーミット「L」ではだめだということです。理由はよくわかりません。まあ、税込み値段でも十分安いので、満足ですが。

コンスタンツと比べると、街は小さく、食料品だけを買いに行くのなら、スーパーが2つあって楽しいですが、それ以外のものを買おうとすると、ちょっと物足りなさがありましたね。
交通費は往復で23フラン(halb tax)で多少安いくらいなので、スーパーの食料品以外の買物も楽しみたかったら、やはりコンスタンツのほうが街が大きくて楽しいのかと思います。

2013年10月13日日曜日

久しぶりの日曜の晴天

日曜のチューリッヒの天気予報は、このところずっと続いている、白い雲マークに太陽が少し出ているような記号でした。

ですが、朝の天気が意外に良く、段々雲が少なくなり青空が広がってきました。今日は一日家でのんびりする予定でしたが、昼食後にチューリッヒ湖畔のチャイナガーデンに出かけました。

湖畔は、予想外の人出でびっくりです。以前、8月末の平日に来たこともあったのですが、その時のゆうに3、4倍の人出。日曜は行くところが少ないのと、久しぶりの晴天の相乗効果だったのでしょうか。なにせ、私の記憶によれば、18日ぶりの晴天。
チャイナガーデンの横には、子供の遊び場Spielplatzもあるのですが、そこも大勢の子供で賑わってました。

湖畔には、前回もいたのですが、石のアートを作っている人がいます。器用に石を重ねています。


そして、湖畔からは久しぶりにアルプス方面のお山が良く見えました。山頂の雪が前より増えている感じです。

チャイナガーデン自体はこじんまりしたところで、まあ私達日本人にはなんとなく見慣れたものでした。スイスの人には新鮮なものと思いますが。

今日は一日久しぶりの晴天を満喫しましたが、空には飛行機雲が多数残っていたように、また翌日からは天気が崩れるようです

2013年10月10日木曜日

ユングフラウヨッホその2

「ユングフラウヨッホその1」の続きです。

グリンデルワルトに宿泊した翌日です。

朝にグリンデルワルトから見える、アイガーやヴェッターホルンの山頂が、この日は雲がかかってなく見えました。そして、テレビに流れたユングフラウヨッホからの映像も視界が十分だったので、ユングフラウヨッホを目指すことを、決心しました。
前日は山頂が隠れていたアイガーが、この日はくっきりです。

9時過ぎに日本語観光案内所に訪れ、ユングフラウヨッホまでの往復切符を買い、まずは、グリンデルワルトからクライネシャイデックまでの登山鉄道に乗りました。
最初のグルント駅までは下りとなり、そこで方向転換するので、座る椅子の方向は要注意です。折り返しのグルント駅から進行方向左側(グリンデルワルトの時は、進行方向右側)に座れば、マッターホルンを見上げる景色が見えます。車内から見上げるマッターホルンは、とても迫力がありました。

40分ほどで、クライネシャイデックに到着。ここからいよいよ、ユングフラウヨッホ鉄道に乗るのですが、反対側のウェンゲンのほうから来る乗客も合流するので、ここで一気に電車が混雑しました。座れないことはなかったのですが、グループで一緒の席を確保しようとすると、大変でした。
赤い電車が、我々をユングフラウヨッホまで運びます
目的地:ユングフラウヨッホの展望台

いよいよ電車が出発し、アイガーの麓なる駅アイガーグレッチャーを過ぎると、電車はトンネルの中に入り、この先はずっとトンネルです。景色は楽しめないので、車内のモニターでユングフラウヨッホの情報を確認します。
途中二つのトンネル内駅に5分間停車します。どちらもホームから展望台が直結しているので、すぐに見られます。最初のアイガーヴァントからは、インターラーケンの秋の景色が見えましたが、次のアイスメーアからは、一転して、南側の氷河の冬景色が見えました。
アイガーヴァントから。遠くインターラーケンの湖が見えます
アイスメアから。南側は一転氷河の景色

そしてついに、ユングフラウヨッホ駅に到着です。トンネル内の駅を出て、順路通りめぐると、最初に展望台スフィンクス・テラスまで、エレベータで登ります。展望台からは、両側にメンヒとユングフラウの山頂が、南側にはアレッチ氷河が雄大に流れていました。この雄大な流れが見られて、ここにきて良かったと思いました。
ユングフラウが、間近に
アレッチ氷河が流れてます

その後、内部をいろいろ見学し、レストランで休息しつつ、屋外の雪が積もっている展望台プラトーを見学しました。

しかし、しばらくしてトラブル発生。展望台ではしゃいでしまったせいか、食べ物が悪かったのか、眠りから覚めた娘に食事をさせていたところ、突然、食べ物をはいてしまいました。どうやら、高山病にかかってしまったようです。慌てて介抱しつつ、急きょ下山することにして、1時半の電車で降りることとなりました。電車に乗った頃はまだ少しぐったりしてましたが、クライネ・シャイデックに着くころには、かなり回復してきました。
これまで娘の体調はそんなに悪くなく、3000mにも行ったことがあるので大丈夫だろう、と少し油断してしまったかもしれません。大事にいたらなくて結果的に良かったですが、子連れで無理をしてはいけないこと、あらためて肝に銘じておきます。


ユングフラウヨッホは、とにかく料金が高いので(グリンデルワルトからの往復で、1/2でも88スイスフラン)、人によっては、高いだけでおすすめしない人もいるようですが、今回私は、ユングフラウとメンヒを間近で見られ、アレッチ氷河の流れていく場所の景色もとても綺麗で、これらの景色を見られたので、とても満足しています。今回が、本当にラストチャンスでしたので。

チューリッヒ空港の送迎デッキは、子供の遊び場付き

先週チューリッヒに来てくれた、母と義姉が帰国するので、チューリッヒ空港に見送りに行きました。

空港の出発ゲートへの入口で、二人を見送った後、少し空港見学でも、と思い、周辺を散策してみると、Observation Deck(送迎デッキ)があったので、ちょっと飛行機でも見てくることにしました。

通路から見えた送迎デッキの先には大勢の人が見えたのですが、そこに行く途中には、入口ゲートが設けられていました。どうやら送迎デッキは有料エリアで、大人一人5フランのようです。
送迎デッキ入口。奥にセキュリティーゲートがあります
見送り前に、母からもらった余った小銭をもらっていたので、せっかくなら見てくるかと思い、入ることにしました。そして、入口の発券カウンターで5フラン払おうとしたところ、発券の機械がトラブってしまったようで、しばらく待っていると「機械が故障しているから、ただでいいよ」と言われ、フリーの切符をもらい、中に入れることができました。ラッキーです。
左大人用。Gratis(無料)と書いてあります。右は10歳以下の子供用で、元々タダです。

入口のゲートを通ると、その先は空港の搭乗口と同等のセキュリティーチェックがあります。リュックをおろし、財布や鍵をポケットから出し、ベルトをはずし、ベビーカーをたたんで、と入念なチェックがありました。(でも、水筒はOKです)

無事セキュリティチェックを終えて、送迎デッキに進んでいくと、飛行機が飛んでいく姿が見えてきました。この送迎デッキは、チューリッヒ空港の搭乗ゲートBの屋上にあるのですが、先端は、一番長い滑走路のすぐ近くなので、この滑走路から南東方向に離陸する飛行機がすぐ近くに見えて、迫力があります。

そして、デッキにはかなり大勢の人がいたのですが、やがてその理由がわかりました。目の前の滑走路の向こうからひときわ大きな機体がやってきたと思ったら、シンガポール航空のA380です。一番長い滑走路をフルに使って、ちょうど我々の目の前あたりから空に飛び立っていきました。これが目当ての人が多かったのか、A380が飛び立つと、半数くらいの人が帰って行きました。
シンガポール航空A380が飛び立っていきました

そして、このデッキの先には、子供の遊び場(spielplatz)がありました。飛行機の遊具、すべり台、ブランコ等がありました。娘が気に入って、しばらくここで遊んできました。

真ん中に飛行機の遊具、他にすべり台やブランコがあります
お見送りのほうはというと、チューリッヒ空港から飛び立つ多くの飛行機は、当然ながらswissの航空機で、日本行きの出発ゲートEゲートは直接見えないので、どの飛行機かは、判別できませんでした。

離陸方向によってはかなり迫力がある飛行機が見え、子供の遊び場も充実していて、飛行機好きにはおすすめですが、季節的にちょっと寒くなってきたのが難点ですかね。

2013年10月8日火曜日

2度目の、ラインの滝

先週の水曜から、母と兄のお嫁さんが、娘に会いにチューリッヒにやってきてくれました。

二人とも、日本での用事があるため、滞在期間が短いのですが、その滞在期間中は運の悪いこと(それとも季節的に普通のことなのでしょうか?)、ずっとどんよりとした天気が続き、ちょっと残念な状況でした。

土曜まではチューリッヒの街を中心に回っていたのですが、日曜日の街中はお店が閉まってさびしいので、この日は、チューリッヒから手軽に行ける観光地、ラインの滝に行ってきました。

私と妻と娘は、チューリッヒに来て最初の日曜日に行ってたのですが、今回は、妻が仕事で不在であり、また、義父母もまだ行っていないので行きたい、ということだったので、総勢6人で出かけてきました。

待ち合わせのZürich Oerlikon駅は、ホーム拡張工事が続いているのですが、その工事の一環で、いつも使っていた通路が閉鎖状態で、遠回りを強いられる構造となり、さらに使いにくくなってました。チューリッヒに来て以来、工事には悩まされます。
ここから急行(Regio Express)で30分ほどで、Schaffhausenの駅に到着。駅前から1番のバスでラインの滝へ、向かいます。バスの時刻表を見ると、夏の時期よりも本数が少なかったです。やはり、もう観光シーズンが終わってきているのでしょうか?

1番バスで7、8分ほどのNeuhauzen zentrumとういバス停で降り、案内どおりに進んで、坂を下って行った先に、ラインの滝が見えます。日曜なので、バス停周辺の街中は寂しかったのですが、滝周辺にたどり着くと、観光客が集まっていました。

ラインの滝は、ライン川にある唯一の滝です。滝としての落差はそれほどではないのですが、川幅の広さのまま滝になっているので、滝としてはかなり広いもので、そのため、水量がかなりあり、豪快な音をたてているので、迫力は十分です。

7月の時と比べ、水量にあまり変わりはないと感じましたが、写真で比べてみると、やはり少し少なくなっていますね。
7月のラインの滝
10月のラインの滝。川底の露出部分が増えてます

バス停から歩いて行くと、ちょうど滝の落下場所の横に来るのですが、今回はそこから、下流のほうに移動して、川岸にあるレストランで昼食を取りました。ちょうど滝が正面から眺められるレストランなのですが、窓際の席は予約でいっぱいで、ちょっと奥まった席となってましたが、滝は十分に眺められました。

昼食を取っている間に少し天気が回復し、日射しが出てきました。そこで、今回は船に乗って、ラインの滝の真ん中にある岩を目指すことにしました。
岩に行く船は、一人8フラン。乗船の条件を示すアイコンが示されていますが、バギーカー不可、抱っこ不可、身長1.25m以上という条件があり、当然ながら、娘を連れていくことはできません。
娘は義母が預かってくれることになったので、残り4名で岩に向かいました。
岩場にある注意書き。残念ながら小さい子供は無理です

岩まではボートで向かいます。滝の直前でかなりあおられますが、降り場のところは先端を木にのりあげさせて固定しているので、船尾は揺れますが、乗り降りは思ったよりスムーズに乗ることができました。
そして、岩の頂上に登る階段があります。結構、急な階段で最後のほうがきつく、意外に足にきます。岩の頂上から眺める滝の景色は、滝の豪快さを身近に感じられました。
この岩場の上に登りました
 
後、今回は行きませんでしたが、この船着き場からは、対岸のお城の麓に行き、対岸のほうから滝を見学して戻ってくるコースもあり、こちらは往復7.5フランでした。こちらは、上記のような制限がないので、子供連れでも行けそうです。
対岸のお城
 なお、このお城のすぐ近くに、Schloss Laufen am Rheinfallという駅があり、チューリッヒからWinterthur(ヴィンタートゥール)を経由して行けます。各駅なので時間がかかりますが、ZVV(チューリッヒ交通)の圏内なので、9'clockパス(25フラン、半額12.5フラン)が使えるので、シャフハウゼンに行く(43.6フラン、半額21.8フラン)よりお得に行けますが、シャフハウゼンの街は範囲外です。

このラインの滝の船は、10月いっぱいで終わりで、11月~4月は予約のみのようです。ここにも、観光シーズンの終わりが、訪れてます。



2013年10月7日月曜日

ユングフラウヨッホその1

遅くなりましたが、先週、ユングフラウヨッホに行ってきました。

スイスに来て最初の頃は、ブログの更新もおぼつかなかったので書いてなかったのですが、
7月中旬に一度、ベルナーオーバーラント地域に行ってきました。その時は、ベルンの街を散策した後に、ラウターブルーネンで一泊。シュタウプバッハの滝を見て、翌日、ウェンゲンからロープウェイに乗り、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が眺められる、メンリッヘェンに登ってきました。
7月中旬の、アイガー、メンヒ、ユングフラウ。とても綺麗でした

この時は、スイスに来てまだ3週間で、娘を高い山に慣らす意味で、2000m級のメンリッヘェンで抑えたのですが、この日は青空が綺麗な天気で、とても素敵な景色でした。
次に来る時は、あそこ(ユングフラウヨッホ)まで行くぞー、と考えてました。

8月下旬頃から、週末の天気が良かったら行く、と画策してたのですが、あいにく週末と天気の相性が良くなく、なかなかいけませんでした。

そして、義父母と遠出ができる最後の週末であった、先週の天気予報も日曜の天気が良くありませんでした。どうしようか、と思ってたところ、金土なら天気が多少良く、そして金曜日の都合もつくようだったので、今回は金土の一泊で、ユングフラウヨッホに出かけることにしました。

チューリッヒ中央駅を11時頃に出発し、13時半頃に今日の宿泊先、グリンデルワルドに到着です。グリンデルワルドからは、アイガーとヴェッターホルンが見られるのですが、この日の山頂は共に雲がかかってました。

今日の宿は、4人で、ベッドループ2つがつながっているコネクティングルームだったのですが、バスルームを介してつながる、という変わった構造。誰かがトイレに入ってしまうと、部屋の行き来ができないので、ちょっと不便です。

宿に早めにチェックインできたのですが、娘は寝てしまったので、妻と二人で、ロープウェイでフィルストまで登ってきました。もうすっかり秋なのか、フィルスト周辺の風景は黄色い草原の景色でしたが、山のほうの景色は視界が見えてよかったです。フィルストから1時間ほど歩いてバッハアルプゼーという湖まで行くのが定番のハイキングコースのようですが、時間がなかったので、途中までハイキングして帰ってきました。

そして帰りに、アトラクション、フィルスト・フライヤーに乗ってきました。ロープウェイ一駅分800mをブランコのようなものに乗って滑走するアトラクションです。時間を確認せずに乗り場に行くと、ちょうど終わろうとしているところでしたが、乗ることができました。16時までの営業時間だったのですが、16:15頃に乗せてもらえました。

フィルスト・フライヤーの乗り場。
リュックを前にかかえて、ブランコのような椅子に座り、ベルトで身体を固定したら、いよいよスタートです。競馬のようなゲートが開くと、一気に滑り出しました。結構なスピード(80km/hほどらしい)が出て、1分弱ほどですが、滑走感が気持ちよかったです。最後は、レールのダンパーで勢いを止める方式なので、身体が90°近く前方に振られるのが、ちょっと怖かったです。乱暴な止め方です。

27フランと高いですが、一回体験してみる価値はあったかな、と思いました。
このベルトに身体を固定して下ります。

グリンデルワルトに戻った後は、お買い物をして、夕ご飯は久しぶりに中華料理のお店に入りました。
さて、翌日の天気はどうなるのか? ドキドキしながら眠りにつきました。

2013年9月30日月曜日

ジュネーブ、レマン湖周辺訪問記(その3)

ローザンヌで一泊した翌日の午前中に、モントルーにあるシヨン城まで行ってきました。シヨン城までは、おおよそ40分程度。シヨン城の最寄りの駅に止まる直通の各駅停車か、モントルーまで急行などで行き、バスに乗り換えて行くこともできます。
また、SBBでは、シヨン城までの往復切符とシヨン城の入場料とのセット券が売られています。自動販売機でも購入できるので、それを使いました。

モントルーまでの列車は、湖畔すれすれのところを走っているので、レマン湖の眺めがとてもきれいに見えます。列車の両側には、ブドウ畑が広がっています。
途中のVevey(ヴェヴェイ)という街は、ネスレの本社がある街です。
車内から、ネスレ本社

シヨン城の最寄り駅VEYTAUX-CHILLON(ベトゥーシヨン)に到着し、海側の歩道を歩くと、湖に浮かぶシヨン城が見えてきました。入口までは10分程度です。
湖に浮かぶシヨン城

シヨン城に入り、荷物とベビーカーをロッカーに預けて、城内を散策です。この日は中国人の団体客が、とても多かったです。
最初に、地下の牢獄や処刑場など、何となくしめった空間から見学し、その後徐々に上に登って、宴会場や寝室等多くの部屋を回り、最後に城の一番高い塔に登ります。部屋と部屋とが入り組んでいて、RPGのダンジョンみたいで面白かったです。娘も、地下室などは怖がりましたが、城内を楽しそうに回ってました。

シヨン城は、おおむね2時間ほど見学して、再びローザンヌに戻りました。

ローザンヌでまだ時間があったので、ノートルダム大聖堂に向かいました。

大聖堂までは、スイス唯一のメトロ(地下鉄)で移動したのですが、ローザンヌ駅の地下鉄のホームが、まるでケーブルカーの乗り場のように傾斜していて、びっくりです。
柱とホームの角度に注目
普通、地下鉄の駅は水平ですから。最初は、この地下鉄の駅すべてがそうなのか、と思っていたのですが、どうやらローザンヌ駅だけ特殊なようで、車内にも、ローザンヌ駅だけ注意するように、との案内がありました。
12%って、かなりの傾斜ですよ

メトロで二駅乗り、賑やかな街中を通り過ぎ、坂道を登っていったところに、ノートルダム大聖堂はありました。地球の歩き方によれば「スイスで一番綺麗な大聖堂」だそうで、たしかにその迫力は十分でした。
大聖堂の塔

大聖堂前の広場からの眺めも綺麗ですが、せっかくなので、大聖堂の塔にも登ることにしました。入場料はここも4フラン。塔の入場料は、全スイス共通なのでしょうか? 240段近くの階段を上って眺めるレマン湖とローザンヌ市街は、一見の価値ありだと思います。

ローザンヌからチューリッヒまでの帰りのICは特にトラブルも無く、無事チューリッヒに着きました。初めてのフランス語圏の旅でしたが、レマン湖とシヨン城が、特に良かったです。また、機会があったら、ジュネーブの国連に再チャレンジしたいです。

2013年9月26日木曜日

ジュネーブ、レマン湖周辺訪問記(その2)

ジュネーブ2日目午前中は、私たちの職場の関連の深い国際機関の職場に訪れ、現在赴任中の同期のご厚意により、職場見学等をしてきました。

この訪問には、娘を連れていくことはできなかったので、彼の奥様に子守りをお願いすることになりました。ですが、スイスに来てから、親戚から離れるのは、実は今回でまだ2回目。私たち夫婦が「お仕事だから」と出かけようとすると、「一緒にいくー」と泣きそうになる娘を振り切って、出ることになりました。
ほぼ2時間後帰ってみると、どうやらDVDとか見せてもらって、何とかこらえてくれたようです。奥様には、本当に感謝です。ありがとうございました。

そして、お仕事絡みのミッションが終了したので、ジュネーブ駅で義父母と合流し、coopレストランで昼食。しかしよく考えたら、チューリッヒには、migrosレストランはあったけど、coopレストランはないんですね。そのほかにも、同じcoopでも商品の品ぞろえが違うし、同じような商品でも微妙に違うところがあったりします。
例えば、私たちがよく買うcoopの牛乳は、回転式のキャップがついているのですが、ジュネーブでは、デザインは同じなんだけど、キャップでなく、ハサミで切らなくてはならないタイプでした。ドイツ語圏とフランス語圏の違いなのか、それとも、実は州によっていろいろ違っているのか? 今度別の街に行ったら、確かめてみます。

そして、国連前の広場を通り過ぎ、正面左手の坂を登った先に、国連ガイドツアーの入口があります。そこからガイドツアーに参加する予定だったのですが…
入口には、セキュリティーチェックゲートがあるのですが、警備の人に、「大きな荷物を持っては入れない」と言われてしまいました。確かに周りの人を見てみると、荷物らしきものをほとんどもっていません。観光バスにでも置いてきたのでしょう。
そして、コインロッカー等も特に用意されてなかったので、私たちは国連に入るのをあきらめました。残念です。地球の歩き方、ちゃんと注意事項として書いておいてくださいよー

仕方ないので、目の前にあった国際赤十字の博物館を見学してきました。手荷物をロッカーにいれて(国連に行けたかな?)博物館を見学してきました。
博物館の入口は、この左下のほう

その後、国連前広場に戻り、もう一度国連正面を、見学してきました。
国連正面にはポールが並んでいて、本来なら各国の国旗が掲揚されている場所なのですが、現在工事中で取り外されていました。
国連正面と椅子。 

そして、湖畔のほうまで移動し、湖畔を船で移動しました。今日も大噴水は元気でしたが、ちょうど夕方6時になると、噴水はピタッと止まってしまいました。

夜にローザンヌに移動し、今夜はここで宿泊。ローザンヌに宿泊すると交通カードがもらえるので、それでバスに乗って街の中心のほうにあるレストランで夕食をいただきました。

2013年9月24日火曜日

ジュネーブ、レマン湖周辺訪問記(その1)ジュネーブ

ジュネーブ行きの列車の車両故障に遭遇する、という展開で始まった、ジュネーブ訪問ですが、乗り換えた後続列車でしばらく進むと、ようやくレマン湖の姿が見えてきました。ローザンヌまでは、列車はブドウ畑の中の高台を走るので、そこから眺める広大なレマン湖と向かいのフランス領の山の調和が、とてもきれいでした。
チューリッヒ湖を見慣れていたので、レマン湖の大きさに感動

そして、ジュネーブに1時間半遅れて到着した私たちを、私の同期が迎えに来てくれました。遅れた原因が私たちにあるわけではないですが、彼には本当にご迷惑をおかけしました。
ジュネーブに着いた私たちに彼は、「スリには気をつけて」と何度も警告してくれます。チューリッヒ生活の治安の良さにすっかりゆるみきった私たちの気持ちが、引き締まります。 子供連れは特に気を取られがちなので…

最初にトラムに乗ったのですが、ジュネーブのトラムはチューリッヒと違って左右両側に扉があります。ジュネーブ中央駅(コルナバン)の乗車ホームは島式なので、進行方向左側のドアが開きましたが、降りたところの停留所は右側でした。幅も少し狭い感じで、ベビーカーを乗せるスペースがあまりない感じです。
トラム進行方向左側にも扉があります
その後、彼の家に荷物を置かせてもらい、この日は、ジュネーブの旧市街と湖畔を見学しにバスで移動しました。しかし、バスがのろいです。中心部にさしかかると、なかなか進みません。軽快なチューリッヒのバスに慣れていたので、この遅さにはちょっとビックリです。

ヌーブ広場のバス停でバスを降り、バスティヨン公園内の宗教改革記念碑を見て、その後、そして旧市街の丘のほうに登って行きました。ジュネーブの旧市街は、チューリッヒよりも歴史を感じさせ(古めかしい?)ます。
宗教改革記念碑

そして、丘の上を歩いていると、湖のほうに一筋の雲か、と思ったら、実は大噴水の上のほうでした。大噴水のことはガイドで知ってましたが、まさか、こんな離れた所から上のほうが見えるような規模だとは思いませんでした。近くで見るのが楽しみになります。
街の間の先に見えるのは、大噴水の水
旧市街を降りていくと、移動式のメリーゴーランドがありました。チューリッヒ周辺でも見かけてましたが、スイスは本当に移動式の遊園施設が多いです。そして、湖畔手前の花時計を通りすぎると、湖畔に到着しました。
目の前の大噴水は、かなりの迫力です。「おいおい、そんなに気合いいれなくてもいいよ。」と思わず声をかけたくなるくらい、頑張って吹上げてます。

実物の高さにビックリ
そこから川沿いを歩き、スウォッチコレクションを見てから、再びトラムに乗りましたが、ちょうど夕方のラッシュ時で、トラムの中がかなり満員状態。日本のラッシュ並みの密度で、ベビーカーはちょっとつらかった…

この日は彼の家にお世話になり、久しぶりの話に盛り上がりワインをかなりいただいてしまいました。

2013年9月23日月曜日

Zürich Multimobil

ジュネーブから帰ってきた翌日の日曜日。
毎週何をするか悩む日曜日ですが、この日はチューリッヒの中心で、Zürich Multimobilというイベントをやっているようなので、見てきました。

イベントは、エコフレンドリーな乗り物(自転車、電気自動車等)に関することをテーマにしたものようで、金曜日から日曜日にやっていたようですが、この日曜日は、リンマット川を中心としたエリアを車が入れないエリアとしていて、そこでイベントや出店が出ているようでした。

Centralの停留所からリンマット川沿いをチューリッヒ湖のほうにすすんでいくと、いろんなイベント会場がつくられていましたが、最初の橋の上に、blasioの遊び場ができてました。このblasioという企画は、チューリッヒ市内のあちこちで、飛び跳ねることのできるゴムマットの遊び場を提供しているもののようです。他にも、線路の上を走る子供サイズの手漕ぎの乗り物、大人二人が漕ぐ乗り物、路上のお絵描きゾーン、曲芸の道具の体験場所などがあり、娘もいろいろ試してみました。

また、会場では風船も配られていて、皆ベビーカーや帽子に取り付けてました。私たちも、黄色と青の風船をもらいました。
他の場所には、移動式のメリーゴーランド(カルーセル)が設置されていて、そこに行くとミニSLが運転されてました。このミニSLは、本当に石炭で動かしているものので、今回ようやく娘も乗ることができました。ちなみにSLは、一人2フランです。

このイベントは6時で終了するし、子供の遊び場もある健全なイベントだったので、家族で十分に楽しめました。

2013年9月22日日曜日

ジュネーブ、レマン湖周辺訪問記(その0)、SBBのトラブル

スイスの西の端にあるジュネーブは、皆様ご存知のとおり、国際機関が集まる都市。

私達夫婦の職場と関連の強い国際機関もそこにあり、現在、私の職場の同期が赴任中でもあったので、その彼に連絡を取って、ジュネーブに行ってきました。

しかしいきなりSBBのトラブルに巻き込まれることになり… 今回はそのお話。

9:32チューリッヒ中央駅発の列車は、例によってプレイルーム付きの車両。この日は平日なので他に子供は一組だけとすいてます。このまま娘を遊ばせながら、ジュネーブには12:15に到着する予定でした。

ドイツ語圏とフランス語圏の境界の駅、フリブール/フライブルクを過ぎて、ローザンヌに向かっているところ、列車は突然、急停車しました。
ドイツ語圏、フランス語圏の境界駅、Fribourg/Freiburg。ここまでは順調だったのですが…

しばらくして車内アナウンスが流れたのですが、ドイツ語とフランス語のみ。さて何が起こっているのか? と思っていると、もう一人遊んでいた子供のお父さんが、私達に英語でアナウンスの内容を教えてくれました。大変ありがたいことです。アナウンスでは、停車の理由は言わなかったけどすぐに発車する、とのことで、実際数分後に列車は動き出しました。
ところが、全然スピードが上がる様子がなく、ノロノロ走っているうちに再び停車。車両トラブルがあったとのアナウンスがあリました。どうやら電気機関車が故障したようです。

その後どうなるかはまだ不明で、しばらく止まっているうちに、隣の線路を30分後の列車が我々を追い抜いてしまいました。
ヨーロッパの複線は、システム的には単線並列であることが多く、その場合、渡り線さえあれば列車は右側も左側も通行できます。なので、後続の電車が横付けして、そちらに乗り換えるようなことも期待していたのですが、どうやら後続の列車のダイヤが優先されたようで、我々は置いてきぼりにされてしまいました。

結局、近くの少し大きな駅まで逆走して、後続の列車に乗り換えることになったのですが、ノロノロ逆走している間に再び次の後続列車に抜かれたようで、結局、私達が乗り換える列車は、当初の一時間半後の列車になりました。そしてやっと、Romontという、普段は特急が止まらない駅に着き、列車を乗り換えることになりました。

Romontの駅は、ホーム長が少し短かったです
列車を降りようとしたところで、車掌から、SBBで使える10フラン分のチケットを迷惑料として貰いました。日本だと2時間以上の遅延だと特急料金が払い戻されますが、特急料金の概念のないスイスでもこういう補償手段があるのですね。でも、他のヨーロッパでは鉄道が遅れるのは当たり前なので、補償などなさそうですが

10フランのお詫びチケット

Romontに臨時停車した後続列車は、プレイルーム無しの列車でした。そこから一時間ほどで、ジュネーブに到着。結局、4時間15分の長旅になってしまいました。

2013年9月17日火曜日

ティチーノ州旅行、2日目(スイス・ミニアチュール)

ルガーノで泊まったホテルは、前日乗ったケーブルカーの真上。6時過ぎからはケーブルカーの音が聞こえて、何となく目が覚めました。

日曜日のルガーノは、朝から雨。残念ながら、二日前に変わった予報は、そのままでした。
雨模様なので、山頂に登るのはあきらめ、ルガーノからSBBで二つ先の駅にある、スイス・ミニアチュール(Swissminiatur)に行ってきました。

日本では、東武ワールドスクエアにあたるようなもので、スイスの名所を25分の1で展示してある施設です。敷地はそれほど広くないと思ったのですが、展示物の数は100以上を超えていて、順番に見ていくと、かなり時間がかかり結構楽しめます。

そして敷地内にはミニ鉄道が走っていました。娘がこのミニ鉄道に乗りたがったので、乗り場にいったところ、最初に行った時には運行時間に合わず、そこでお昼を食べることしてしまったのが失敗で、お昼を過ぎたタイミングでも乗り過ごし、今度こそと次の運行時間を目指したのですが、雨が強くなり運行中止に… 娘には、「ごめんね、乗れなくなっちゃったの 」と、平謝りでした。やはり、こういうものは、乗れるタイミングでさっさと乗るべきでした。

帰るころには雨も強くなってきたので、チューリッヒまで帰ることに。ルガーノからの直行列車は、14両編成だけど、2等車は先頭2両、中間4両、後ろに2両。チューリッヒ中央駅では先頭のほうが帰りやすいので、先頭のほうの車両を目指したのですが、これが、後々トラブルのもとに…

やってきた電車の一両目の窓には、予約車両である旨表記されていたので、しかたなく二両目に。しかし十分席は確保できたので、3時間弱このままいけると思っていたのですが…

次の駅ベリンツィオーナから乗ってきた乗客の動きがなんか変だなと思い、ふと窓を見上げると、なんと自分たちが座っていた席が、ベリンツィオーナからチューリッヒ中央駅までの予約席であることに、この時点で気づいてしまいました。あわてて席を移動することになり、バラバラですが大人4人分の席を確保しました。
ですがその後、予約席が完全に埋まる様子もなく、空いている席もあり、次のアルトゴルダウまで新しい乗客が来るわけでもないので、娘と妻をその空いている席に座らせ、多少余裕ができて一安心です。結局、予約席だったところは、最後まで全部埋まることはなかったので、予約の紙に振り回されてしまいました。ですが、長距離列車に乗るときは、要注意です。

さらにこの電車には、別のトラブルが発生しました。
アルトゴルダウに向かっている途中、先頭の車両にあわただしく向かう車掌を見てしばらくのちに、いつもの異なる車内アナウンス。そして車掌が乗客に向かって「ドクター」という意味のドイツ語、英語等を呼び掛けていました。どうやら、急病人が発生したようでした。
やがて、医者らしき人を連れて車掌が先頭車両に行き、停車駅のアルトゴルダウに着くと、「急病人発生のためにしばらく停車する」とのアナウンスがありました。ルガーノを2分遅れで発車したECは我々の電車を追い抜き、さらにしばらくすると、急病人が担架で運ばれて行きました。結局、私たちの乗った電車は、26分遅れで発車することになりました。
同じ車両にいた乗客が、フランクフルトまでの乗り継ぎ方法を、車掌に聞いていました。最初ドイツ語で話していたのに、後からイタリア語に変わっていたのが、なんか不思議でした。


今回のイタリア語圏旅行は、二日目が天候に恵まれず、帰りもトラブルに巻き込まれちょっと大変でしたが、スイス国内旅行なのにイタリア旅行を楽しんだ、不思議な感覚を味わってきました。

そして今週末は、フランス語圏のジュネーブに行く予定です。