前日にマッターホルンを十分に堪能しましたが、もう一度帰る前に、別の展望台であるゴルナーグラートに行きました。ここも、登山電車に乗って35分で行けます。
この登山電車、よく見ると乗降用の扉が片側にしかありませんでした。チューリッヒのトラムも同じ構造ですが、トラムの場合は終点で向きを変えるので、常に進行方向右側になります。だけど、この登山電車の場合は、登りと下りで進行方向に対する向きが反対になります。なので、駅のホームも常に片側です。
ゴルナーグラートに着いた登山電車。乗降用の扉は反対側です |
山への進行方向右側の窓からは、マッターホルンの素晴らしい眺めが見えます。。同乗していたイタリア人が、妙に盛り上がってました。私たちは進行方向左側に座ってましたが、最初の駅近くの滝が迫力があり、そして、途中のリッフェルベルク駅では、スイスに来て以来初めて、マーモットの姿を見ることができました。
そして、ゴルナーグラート駅(標高3,089m)に到着。娘の標高記録、また更新です。
前日のトロッケナーシュテークよりは離れていますが、マッターホルンは相変わらず立派です。そして、ここからは多くの氷河が眺められ、その迫力は感動ものです。ただ、思ったより地肌も見えていて、地球温暖化の影響か、と思うと少し残念な気持ちにもなりました。
モンテローザから流れる氷河 |
そしてやはり最高点(3,130m)に登って、360度の眺望を楽しんできました。
それから、ローテンボーデン駅まで一駅乗り、逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー(湖というより池)まで10分ほどのハイキング。しかしこの日は湖面が波立ってて、残念ながら逆さマッターホルンは見られませんでした。
湖面が波立ってますが、わずかに写ってるかな? |
ツェルマットまで戻ると、駅前にはちょうど日本人団体ツアーが3組近く集まってました。こんなに大勢の日本人と遭遇するのは、最初で最後でしょう。
マッターホルンとツェルマットに別れを告げて、チューリッヒへ帰宅です。ところが、最初の電車に乗ってから、切符のvalidateを忘れてたことに気づきあせりました。でも、検札の係員に「Validate, please.」と伝えたら、何の問題もなくvalidateしてくれました。チューリッヒ近郊でなくてよかったです(チューリッヒ近郊だと、一人100フランの罰金です)。
途中vispで乗り換える電車は、娘の大好きなプレイルーム付車両。ご機嫌状態の帰途でした。
(チューリッヒの)住まいから、わずか3時間少しでツェルマットまで行けるというのは、日本から見れば恵まれた環境です。それでも、ツェルマットまでの交通費、ロープウェイ、登山鉄道の料金、ハイシーズンの宿泊費は決して安くなく、それなりの出費が必要でした。
ですが、ベビーカーで子供を連れたままで、あんなに眺めのいい山が体験できるのは、スイスならではだと思います。
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